還暦の母が突然Facebookにハマりはじめて、
投稿を読むたびに緊張させられている。
毎日2、3回の頻度で、その日の体調や、食べた物、
ペットの犬や自宅の庭などを写真付きで発表しているのだが、
最初は私と父ぐらいしか『友達』がいなかったのに、
いつからか、妙に母の投稿に「いいね!」が増えた。
どうしたんだろうと見てみると、
どうも無差別にFACEBOOK上の友達を増やすコミュニティに
入ったらしく、その増殖力がハンパない。
先日までほんの2、3人からの「いいね!」だった母が、
今朝は15人から「いいね!」されてとても楽しそうだ。
しかし、それが見ず知らずの人達ばかりなのだから、
娘としてはヒジョーに、ヒジョーに、心配になる。
しかし、それが見ず知らずの人達ばかりなのだから、
娘としてはヒジョーに、ヒジョーに、心配になる。
私がこれまでに送った写真までガンガンアップするので
冷や汗が出る。
固有名詞も特に考えずに書くのでドキドキする。
スマホのカメラには、GPS機能が連動しているので、
この設定をONにしたまま撮影すると、写真のなかに
どこで何時に撮ったのかというピンポイントな地図情報が
記録されてしまう。
この情報は、アプリを使えば誰でも簡単にのぞける。
以前、FACEBOOKに日常生活を投稿しまくっていた女性が、
家族で海外旅行に出かけるということを公開したがために、
投稿写真から自宅を割り出されて空き巣に入られるという
事件があった。
FACEBOOK上だけで出会った『トモダチ』など、
絶対に信じてはいけない。
でも…
母がこれにはまったのは私のせいかな…と責任も感じる。
母はとにかく時間があるようで、テレビを見ながら、
まるで私が隣りにいるように、LINEで
「草薙剛くんって、よく見ると植毛じゃない?」
「ゴーストライターの新垣さん、引っ張りだこやね」
などなど、のべつまくなし話しかけてくれるのだが、
こちらはやることがあったりして、なおかつ、
私はLINEが嫌いで、通知を切ってあるので、
ほとんど無視してしまっていたのだ。
ほとんど無視してしまっていたのだ。
うぬー。
さみしいのはわかるのだけど、できればリア充に
さみしいのはわかるのだけど、できればリア充に
舵を切ってね、おかあさん・・・もともとリア充なんだし。